逆流性食道炎

逆流性食道症が増加傾向にあります。症状としては胸やけ、呑酸胸痛、咽喉頭違和感など様々な症状を呈します。
食生活の欧米化や胃酸過多で食道に逆流する説とか諸説あります。
しかし長年の胃の検査で多くの患者さんのバリウムの食道逆流が認められました。また胃カメラ検査でも所見が得られない時もあります。
いずれにしても他の疾患も疑いがありますので病院受診をお勧めします。

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私が胃検診で撮影した食道造影です。

偏平足

日本人は日常足部の筋運動を必要とする草履や下駄の使用が多かったのですが欧米化に伴い靴の影響が足の弱体化に繋がったといっても過言ではないと思われます。
足部の保持すべき筋群と靭帯は負担に耐えられず変形と機能が障害された状態です。

<ワンポイントアドバイス>
足は足関節共に抗重力に耐えています。立作業、重量物の運搬等、足底筋の疲労を考え靴を選びましょう。
女性のハイヒールは3㎝が最適です。
偏平足の人は外反母趾なりやすいです。外反母趾は体全体の歪みにもなります。偏平足同様、靴の選択が大切でしょう。又、外反偏平足にもなりやすく膝関節痛を伴う事があります。インソールが必要でしょう。外反母趾は頸椎関節、腰椎に影響を与えます。早めの対策をご相談下さい。

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足の痛み

誰しも足の捻挫は少なからず経験していると思いますが、意外と痛みが消えると治ったと思い放置しています。
しかし足の捻挫は痛みが無くとも一生治らないと私は考えています。骨折も同じですが足の伸びた靭帯は硬化しほとんどの人が外側部捻挫で少し外反足になっています。

<足のワンポイントアドバイス>
・外反足により膝関節に痛みが 長距離歩行で足が疲れやすく遠隔部では頸椎後頭部まで及びます。
・足首廻しとアキレス腱の伸長を日課に、靴選びも大切です。
・私の経験で足の捻挫の後遺症は長い年月を掛けて身体に影響が現れます。
・捻挫の有無、足関節の正常可動域は自分では判らないものです。
・長年の経験によって左右の足の関節と指関節の正常可動域を判断致します。

希望の方はお気軽にご連絡下さい。

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肋骨骨折

風邪を引いて病院に来た患者さんが肋骨が痛み出したと。
肺炎も疑い胸部X線撮影と肋骨撮影を検査すると肋骨の骨折が判明しました。軽い骨折でしたら放置しても治ります。一か月位安静に過ごしたら痛みは消えるでしょう。
『くしゃみ・せき』で骨折、患者さんは大笑いでした!
肋骨骨折は外傷の他、ゴルフのスイング、テニス等の回旋運動は肋骨に大変な重力が掛ります。肋骨を含め体の柔軟性の向上に努める事が思わぬ肋骨骨折の予防になると思われます。私は肋骨は健康保持の為には想像以上に重要だと確信しています。
肋間筋の硬化は呼吸まで影響すると考えています。肋骨の重要性は呼吸療法を見て下さい。

現在の腰痛治療法

西洋医学、東洋医学、理学療法、その他民間療法も一長一短があります。二足歩行の宿命なのでしょうか。『腰痛は筋膜法で、治る 腰痛は仙骨が原因とか究極の腰痛法とかTVの番組で脳に原因とか』一時的に良くなるでしょう。しかし変形は進んでいます。
個々の腰椎関節X線画像を見ると、根本的に良くなったとはいえません。
自分の腰椎形態と姿勢分析が重要な事だと思っています。
私の方針は慢性的腰痛症に関してX線分析と姿勢分析、仕事の内容を加味しながらあらゆる腰痛療法を参考に施術を行い、腰痛が起こる原因を追究し生活習慣を見直す重要性と、腰痛と安心して上手に付き合う事が腰痛治療の第一歩だと確信しています。

腰の痛み

豊中市立病院の放射線科で腰椎X線撮影その他各関節撮影、CT等全科の検査を担当して来ました。現在も他病院で週2回非常勤で勤務していますがウェルネス豊中を開設して腰椎、頸椎等各関節のX線分析と手技療法を25年近く調査研究をして来ましたが、誰一人正常な腰椎は見当たりませんでした。すでに若い時から椎間軟骨に影響し圧迫があり、時には腰椎ヘルニアになる人もいます。少しずつすでに腰椎変形は始まっています。又、腰椎奇形も調査の結果20%に達すると思われます。特に腰椎と仙骨部に集中して奇形『腰仙化』があります。又、若年齢からのスポーツ等によって『腰椎分離症』が発生している事もあります。腰痛の原因追究は深い医学的知識が要求されます。

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ストレートネック(首こり)のワンポイントアドバイス

1時間を目安にして休憩を。上を向いて首を反らしましょう。真ん中の首を両手で押して上を向きましょう。頑張り屋さんにならないように!
姿勢全体を見直しましょう。意外と腰椎まで平坦になっています。
顎を引き過ぎていませんか。顎の緊張を緩めて下さい。
時々、空や雲を見ましょう。胸を張り大きく呼吸しましょう。
頸椎後方の筋肉を揉んではいけません。前頸部の緊張を緩めましょう。
首の筋肉、前と後ろの筋力増強しましょう。
頸椎の変形は静かに進んで行きます。変形性頸椎症に移行しない対策がもっと早ければ良かったと、病院で頸椎X線を見るたびに思います。
以上が私のアドバイスです。あくまでもストレートネックは頸椎の形態異常です。
病気ではありません。安心して下さい。生理的自然弯曲を取り戻しましょう。皆様に少しでもお役に立てれば幸せです。

当サイトのストレートネックを見て下さい

ストレートネック(首こり)

現代社会においてスマートフォン、デスクワークの長時間労働、各種習事、料理等により『うつむく姿勢』が多くなっています。
うつむく姿勢によって頭の重量と共に抗重力に立ち向かわなければなりません。
よって頸筋群、肩甲骨、背中の筋疲労が蓄積して痛みを起こすこともあります。頸部の靭帯まで限界に達し頸椎が直線的になり生理的自然弯曲が失われるのではないかと私は推測します。
又、前頸部はその影響を受け、筋は短縮状態になり肩こり等様々な不定愁訴の原因にもなります。早期の対策で生理的自然弯曲の回復に取り戻しましょう。

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