首の痛みと自律神経

首の痛み、首のこりの悩み、症状はありますか?

首の痛み・首がこって仕方がない
・肩や首に湿布を貼る
・パソコンで筋肉疲労がある
・首の左右の廻りが悪い
・頭痛がするようになった
・上を向くとめまいがする
・育児中で肩がこる
・牽引治療、電気治療、いろいろ試したが効果がない

病院に行ってもはっきりせず首もたいして異常が無く、自律神経か不定愁訴と言われる原因はストレスから来る
環軸関節の『首コリ』『首の歪み』が原因です。

ストレートネック首にコリや痛みを感じる人の多くは仕事に趣味にとパソコンの使用が増えてきています。携帯電話、メールの多い方には頭痛、体の疲労感、吐き気、呼吸が浅い等不定愁訴を感じている方もいるでしょう。
病院でも家族、友人も誰にも分かってもらえず慢性的な痛みや違和感で日々悩む主婦、OA仕事などで悩んでいる方が多いと思われます。原因が判明しない体調不良は自律神経失調症かストレスが原因と云われます。
原因は『首のこり』『首の歪み』です。
頚部と前頚部鎖骨の筋肉のこりは首の歪みを引き起こし頚椎の中心にある様々な神経等に異常を招きます。
迷走神経・副神経(副交感神経)は内臓や血管、呼吸器、消化器まで影響を与えコントロールしています。
とても重要な神経なのです。

その神経に影響を与えるのが『首のこり』『歪み』鎖骨部の圧迫(頚腕障害)か首の歪みにより自律神経の
血管壁の緊張、交換神経の緊張を伴い、体の不調・首の痛みを起こさせる原因です。

詳しくは、以下のページをご覧ください。

自律神経

ストレートネック

 

陰部・肛門部痛

陰部・肛門痛は原因追究が大変難しい症状のひとつでもあり直腸疾患・痔核・肛門疾患、腰部神経疾患か泌尿器系症状か婦人科疾患か各専門科で器質的疾患の有無のスクリーニングが必要になってきます。
器質的異常がない場合は機能的異常が疑われます。
生理的要因として骨盤底筋、膀胱金、肛門挙筋などの筋攣縮が考えられます。
慢性骨盤痛、膀胱筋の攣縮、恥骨痛などメカニズムとして心理的ストレス、自律神経系のアンバランスが考えられます。
又、内臓に分布 迷走神経の影響が関与している可能性もあり腸内環境を正し、骨盤内静脈うっ滞(東洋医学の淤血)が関与する場合もあり心理的社会的ストレスが考えられます。
その他恥骨痛、陰部痛、殿部痛など伴いますので、この後のブログ記事も参考にお読み下さい。

尾骨痛

尾骨痛は女性に多く骨盤・股関節・尾骨の外傷または分娩での影響が原因と考えられます。
恥骨痛・殿部痛を伴う事もあります。

その他神経の圧迫、自律神経の衰弱、子宮感染等、女性に多いのは屈曲している子宮の反射疼痛で、骨盤の構造上尾骨が外力を受けやすい為だと思われます。上記諸検査受診し
正常であれば骨盤帯・股関節の可動性を正常に近づけ恥骨筋、肛門筋、骨盤筋等、尾骨に関連する諸筋群、靭帯の柔軟性・筋硬結を和らげる事と保存的療法として疼痛部の保護・坐位の改善・便通の調整・精神の安定・骨盤底筋の緊張の緩和が必要でしょう。
特に尾骨筋は外傷、坐位での荷重・坐位姿勢等、影響を受け、歪み・ねじれが尾骨痛として症状が慢性化する事があります。
まず尾骨筋と骨盤帯の緊張を緩和し、バランスを正常に正す事が大切だと思っています。

殿部痛

当センターでは殿部痛で来院される方が比較的多く腰痛、肩こりと同様、誰もが経験する症状です。
殿部は上部は腰椎で中部は骨盤帯(仙骨)下部は股関節で連結されてどの機態が影響を受け殿部痛が発生しているのか医学的解剖学知識と神経学が必要になって来ます。
時によって症状により各科専門医に紹介する場合もあります。
機態学的観点から
①腰椎からの影響は 慢性的腰椎症か。坐骨神経は腰筋の硬化、左右腰方形筋のバランスが重要になってきます。腰仙骨と共に精査しなければなりません。
②仙骨からにの影響は 殿部は骨盤と仙骨で構成されているためこれらの部分に歪み・ねじれが生じ弛緩と部分的な筋短縮があると仙腸関節では正常な運動に破綻をきたし可動異常が殿部痛をまねくのではないかと思われます。
③股関節からの影響
長い間職業柄、股関節のX線撮影検査を実施して来ましたが股関節の形態は各個人特徴があり中には先天的股関節脱臼の疑いの人も見受けられます。
又、股関節は球関節なので予想以上の可動域が可能ですが現代社会においては坐る生活になり殿筋の筋委縮、筋硬縮が認められ股関節の可動制限になっています。
又極端な方軸足スポーツテニス・バレー等球技、スポーツ全般に軸足の筋硬化、短縮が殿部痛に移行します。
仙骨、股関節を含む骨盤帯に付着する靭帯大殿筋、中殿筋、梨状筋等、諸筋群の可動性バランスを重要視して正常可動域に復する事が殿部痛緩和に重要なポイントになると思われます。
又肩こり、腰痛、その他不定愁訴は骨盤帯に有ると着目し施術に当たっています。

恥骨痛

骨盤と仙骨で構成されている骨盤帯は後方では仙腸関節 前方は恥骨結合で連絡されています。股関節も一部影響が有り、れらの部分に歪み、ねじれ、弛緩と部分的な筋萎縮が生じると仙腸関節では正常な運動に破綻をきたし可動異常が起こり、恥骨結合部に波及してくるのではないかとえられます。症状としては腰仙部痛、殿部痛、恥骨痛ばど訴え、仙腸関節や恥骨結合に圧痛が生じX線検査で歪みが確認されます。この様な連結部の異常可動性が発生すると、体重負荷などで仙腸関節の運動に破綻をきたし恥骨結合部に過剰な負担が掛るのではないかと推測できます。
出産後に発症したり立ち仕事が長い人、激しいスポーツ、重量物の運搬など注意が必要です。仙骨関節部を含む骨盤帯に付着する靭帯、筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋等の諸筋群のバランスを重要視して正常可動域に復する事が恥骨結合への剪断力を軽減するのが恥骨痛の緩和に重要なポイントになると思われます。

姿勢が消化器系に及ぼす影響

姿勢から考えますと寝た状態は腹部(胃)より胸部(食道)の方が低いので平背の方は要するに逆流しやすい環境です。
猫背気味の方も腹圧の関係からも同様の症状になりやすいと考えます。
又、猫背気味の人は食道ヘルニアに移行する患者さんがいますので注意が必要です。
上記から就寝時の体位も重要で枕を高くしたり布団やベッドで上半身を高くする『座ぶとん』を上半身に敷いても有効であると思います。
『姿勢を見るだけでいろんな症状が考えられます』姿勢の重要性をもう一度再認識して下さい。
腹圧上昇は良くないのでコルセット・ガードル等強く締め付けないようにその他コーヒー、茶、チョコレート、アルコール等も誘因になります。
何かご相談があればお気軽にお電話下さい。

生活習慣改善療法

逆流性食道炎は呼吸器系にも影響があるのではないかと私は考えています。特に女性は胸式呼吸ですので横隔膜を利用した腹式呼吸でない為、食道と胃の間の噴門部と横隔膜機能が低下するのではないかと思います。
腹式呼吸と肋骨筋『胸郭の柔軟性』が大切だと思っています。
迷走神経は自律神経のストレスにより緊張を受け交感神経に傾いているのではないかと推測します。
私は後頸部交感神経『下部頸椎』の関節硬化が見られ咽喉頭違和感の原因の要因ではないかと思っています。
下部頸椎の硬化は肩こりを始め不定愁訴の要因にもなります。

肩こりのホームページを見て下さい。

逆流性食道炎

逆流性食道症が増加傾向にあります。症状としては胸やけ、呑酸胸痛、咽喉頭違和感など様々な症状を呈します。
食生活の欧米化や胃酸過多で食道に逆流する説とか諸説あります。
しかし長年の胃の検査で多くの患者さんのバリウムの食道逆流が認められました。また胃カメラ検査でも所見が得られない時もあります。
いずれにしても他の疾患も疑いがありますので病院受診をお勧めします。

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私が胃検診で撮影した食道造影です。

偏平足

日本人は日常足部の筋運動を必要とする草履や下駄の使用が多かったのですが欧米化に伴い靴の影響が足の弱体化に繋がったといっても過言ではないと思われます。
足部の保持すべき筋群と靭帯は負担に耐えられず変形と機能が障害された状態です。

<ワンポイントアドバイス>
足は足関節共に抗重力に耐えています。立作業、重量物の運搬等、足底筋の疲労を考え靴を選びましょう。
女性のハイヒールは3㎝が最適です。
偏平足の人は外反母趾なりやすいです。外反母趾は体全体の歪みにもなります。偏平足同様、靴の選択が大切でしょう。又、外反偏平足にもなりやすく膝関節痛を伴う事があります。インソールが必要でしょう。外反母趾は頸椎関節、腰椎に影響を与えます。早めの対策をご相談下さい。

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足の痛み

誰しも足の捻挫は少なからず経験していると思いますが、意外と痛みが消えると治ったと思い放置しています。
しかし足の捻挫は痛みが無くとも一生治らないと私は考えています。骨折も同じですが足の伸びた靭帯は硬化しほとんどの人が外側部捻挫で少し外反足になっています。

<足のワンポイントアドバイス>
・外反足により膝関節に痛みが 長距離歩行で足が疲れやすく遠隔部では頸椎後頭部まで及びます。
・足首廻しとアキレス腱の伸長を日課に、靴選びも大切です。
・私の経験で足の捻挫の後遺症は長い年月を掛けて身体に影響が現れます。
・捻挫の有無、足関節の正常可動域は自分では判らないものです。
・長年の経験によって左右の足の関節と指関節の正常可動域を判断致します。

希望の方はお気軽にご連絡下さい。

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